アイデンティティ(IDENTITY)
2003年公開
こちらもDVDでの鑑賞。
この話は多重人格モノとしては面白いし上手く見せていると思います。
ジョン・キューザックの憂いを含んだ目つき、というか疑念を払拭出来ない違和感を覚えているジリジリした焦燥感というか、そんな上目遣いなところが好きだったり。
ただ最後のオチについては、
数年前に社会現象を起こしたと騒がれた『君の膵臓を食べたい』をTV放送で観た(衝撃の結末との煽り文句に見事釣られて最後まで観てしまった)時にも感じたウンザリ(げんなり)感満載なのですが。
バッドエンドだから嫌い、という訳でもありません。
バッドエンドで有名なキング原作の『ミスト』なんか、それこそ茫然自失な結末だし。でも呆然自失なのは主人公本人もだから、観ているこちら側は呆れつつも少し冷静さを保てるのではないかと思います。
『アイデンティティ』に話を戻すと、結末までのスリルある物語の終わり方としてもうちょっと、個人的な趣味から言わせて貰うとジョン・キューザックにハッピーなオチにして貰いたかった、というだけです(・∀・)
暇だとつい家にあるDVDを繰り返し観てしまうのですよね。。