庭のワレモコウ

おひとりさま 趣味と日常のあれこれ

ハイ・フィデリティ(HIGH FIDELITY)

ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]


ジョン・キューザック愛を語りたい、
そんな思いで書いているのにちっとも愛溢れる内容になっていない、ような気がします。

『ハイ・フィデリティ』は映画館では観ていません。
ちょうどその頃付き合っていた、目元がジョン・キューザック似の彼には映画を観る趣味が無かったので、映画デートというものが殆どありませんでした。
付き合った期間2年と結婚期間5年半を通して彼と観た映画はおそらく『アイズ・ワイド・シャット』一本ではないかと思います。


それも、ワタシが一人でレイトショーに行った話を聞いて自分も連れて行けとゴネられまして、映画鑑賞の趣味はないけどワタシが一人で楽しむのはイヤ!という何だかよく分からない理由で一緒に行くはめになり、二度も映画館で観てしまった作品です。
元ダンナはトム・クルーズニコール・キッドマンの怪しげな仮面舞踏会のシーンにひどく幻惑されたようで帰り道、ふわふわ歩いていました。

いけない。『アイズ・ワイド・シャット』には全く思い入れがないというのに長々と・・


そんな訳で『ハイ・フィデリティ』はDVDで観ています。
繰り返し観ており20回は観ているんじゃないかと思いますが、これからも観続けると思います。

正直なところ初めて観た時にはそれほど面白いとは思えず、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは奔放で華やかな美人の役にぴったりだよね、とか
ジャック・ブラックがやばいんだけど、とか
な感じでした。

ですが何度も観ているうち、じわじわと面白さが浸透してきたといいますか、
彼女に出て行かれて腹を立てたロブ(ジョン・キューザック)が、ローラがどれほど自分にふさわしくなかったかとあげつらって行くうちやっぱり彼女の好いところTop5になってしまって、
少しずつ心の奥の気持ちと向き合っていく過程が観ているこちらの気分と微妙に重なってきて、つい何度も観てしまっています。

音楽も良いですし、
自分好みの音楽をテープに編集してプレゼントする(される)、ってあったなぁ・・
と思い出しました。

今も手元に残るテープというのは一本もありません。ちょと寂しい。